Marshallは初めてです。これまでワイヤレスヘッドホンはSHUREのAONIC50(第2世代)、BOSE QCU(第2世代)、スカルキャンディHESH 540 ANC、Anker Soundcore Space One Pro、JBL LIVE780を使ってきましたが、それらのどれよりも音質はいいように感じます。
具体的には解像度が高く、音像のこまかいディティールまでよく聴こえるところと、他のワイヤレスヘッドホンであった「こもった感じ」がほとんどない点に違いを感じました。オンイヤータイプは初めて使ったんですが、音場の広さというところでは上に挙げた他のヘッドホンはすべてオーバーイヤータイプであり、比べてMiltonはやや狭いようには思います。ただ、狭いなりに空間表現は巧みであり、左右上下だけでなく奥行きも感じられます。
チューニングの傾向はドンシャリというより中低音域と中高音(の高いところ)にピークがある「M型」チューニングのように思います。低音はサブベースもちゃんと沈み込みますが量感はそれほどでもなく、それよりベースラインが聞き取りやすい印象です。総じてBOSEやJBLのような低音で聴かせるタイプというより、全体のバランスのなかで低音もしっかり鳴っているという感じですね。これでも低音多すぎると感じる人もいそうですが、EQでどうとでもできる範疇だとは思います。JBLは低音を思い切り下げても低音が主役は変わらないですし、BOSEはEQが3バンドしかないのでうまく調整できません。その点、Miltonはかなり自分好みにできると思います。
ボーカルやギターの音は前に出てくる感じで、とくにギターはさすがMarshallというべきなのか、ギターの音がこんなにいい感じで聴こえるのはイヤホンもヘッドホンも含めて初めてです。ここでも解像感の高さが生きていて、ギターのジャキジャキやうねりがめっちゃ気持ちよくて鳥肌たちます。
ANCも外音取り込みも正直そこそこですが、どちらも使えるレベルではあります。これらを最重要視するなら他のヘッドホンを探すほうがいいと思いますが、普通は問題ないはずです。空間サウンドは思ったよりも出来がよかったです。効果を細かく調整できるのもいいですね。でも、やっぱりこの機能を重視するならBOSEかJBLだと思います。AnkerよりはMiltonのほうがいいと思います。
自分はAACでしか使わないのでいいんですが、Androidのアプリのどこを探してもLDACを使えるようにする設定項目が見つかりません。レビュー動画をいくつか見た限りではLDACで接続することに成功されているようなので、わたしが項目を見つけられないだけかもしれませんが、一応ここに指摘しておきます。
総じて、デザインのよさ、Marshallというブランド価値を度外視して単純にこの価格のヘッドホンとしても非常に値打ちの高いヘッドホンだと感じました。念を押しますが、ほんとにめっちゃ音いいです。